あどけないこと

~病気療養中のそれとない日常~

世界から猫が消えたなら

猫との暮らしに憧れる

アパートの下の階の人が、猫が外に出てしまって戻ってきてくれないと、近所の灌木を覗いてウロウロしている。飼っているのを見かけるようになってから3か月ぐらいか。

賃貸契約上、ペットは禁止で、ペット禁止の貼り紙も一時期なされていたが、追い出されたりはしていないので、なし崩し的に飼っても問題ないのかもしれない。

でも実際に飼うことを考えると、この部屋に同居して、そしてその部屋をきちんと綺麗にして、自分の食費を削って餌をあげて、たまには散歩に連れて行ってと、

それらが出来たとしても、夜にガサガサされたりすると、眠剤を飲んで寝ている状態なのにさぞ眠れなくなるだろうと、ペットを飼うのは諦めて、さわり心地の良い猫型ロボットの登場を待ちわびている。

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しかし幸いにして、うちの近所は猫を見る機会に恵まれている。近所には自宅でも猫を飼い、周りの野良猫にも餌をあげている、猫の集まる家があり、

お寺や河原、その雑木林でも、猫が横切っていく姿や、日向ぼっこをしている姿は見ることができ、夜にこっそり餌をあげている人の姿もまた見かけるのである。猫がいる世界は和む。

昔を辿りたくなる

今日は朝から、というか、総合診療科で身体の異常の原因が分からないと言われた時からずっと、自分の虚ろさにさいなまれてなかなか起きられない。

今日は起きてからもそんな感じだったので、悲しいタイトルの映画を見てた。

世界から猫が消えたなら

主人公は30歳の郵便配達員。ある日突然、余命わずかの宣告を受けてしまいます。脳に悪性の腫瘍ができていたのです。ショックで呆然とする彼の前に、とつぜん、自分と同じ姿をした悪魔が現れて言いました。「世界から何かひとつ、ものを消すことで、1日の命をあげよう」…。悪魔のささやきに乗せられた主人公は、次々とものを消していきます。電話、映画、時計、そして、猫。ところが、何かを消すと、大切な人たちとの思い出も一緒に消えてしまうことになり…

最初、ものが消えるだけかと思ったら、それに関連する思い出も一緒に、自分からそして相手からも消えてしまう事が分かって、主人公はそれらに関連する思い出を、ものが消える前に辿っていく、その思い出は、恋人との分かれるまでの思い出だったり、友人との友人になるきっかけだったり、と

ちょっと自分の暗い話になるけど、昔、もう生きていくのをやめようとした時に、自分の昔を辿った事があって、たぶん自分が死を感じるときは過去の事が思い出されて、死を避ける道を探すよう、生き物として組み込まれているのかもしれない。

自分が生まれた土地に行ってみるとか、子供の時の幼稚園、小学校、中学校、高校を外から眺めてみるとか。ただ、その場所だけでなく、通学路を歩いてみるとか、よく行ったお店や公園に入ってみるとか。そういったことをすると、その時々に関連する思い出が蘇ってくる。

そして、なんとなく自分が関わった人に最後に会っておこうとか、いまひとつ話し難かったこと、例えばずっと言われて気になっていたことを、聞いてみようとか、そんな事をしたりした。

なんだか、映画を見たら、そういう昔のことを思い出して、懐かしくなったり、しんみりしたりしてしまった半日。

そのうちの一つの、くだらない思い出を書くと、高校の時に、何人かで賭け事をして、前回の点数から一番悪かった点数だった人が、カレーの一番辛い5辛に挑戦するというもの。カレーバンバンってお店だったかな。

当時は激辛カレーがまだ流行っていて、そのお店が高校から自転車で行ける距離にあった。たぶん5人ぐらいで、3人が自転車で、2人はその自転車の後ろに乗って。

辛いの苦手だったんだよね。そして一番悪かったんだよね僕が。あんまり注文するのを渋っていると、僕も食べるからと、一緒に5辛を注文してくれた人がいて、とりあえずなんとか食べて終わったんだよ。

まあ、そういったくだらない事が、現地に行くと思い出されてきたりします。

午後からは、晴れていることもあって、杖ついて散歩に行ってきました。階段の下りは、杖ついても、バランスが崩れて意識のふらつきがでます。