あどけないこと

~病気療養中のそれとない日常~

夕ぐれの時はよい時

化石

今日の午前中は鍼治療で、6回目が終わったとこ。右半身の痺れ・硬直は進行しており、あまり気分は良くない。

風の谷のナウシカで、ナウシカのお父さんや谷の人達の病気として、石化の病があったけど、そんな感じ。

「長年の間にたまった体内の毒素によって発症する。症状としては末端からの麻痺に始まり最終的には死に至る。」

鍼治療の後は疲れているので、このまま横になって、そのまま夜になって寝てしまえ、と投げやりになって寝たけど、1時間もすると起きてしまった。

河原を散歩して、ふと看板を読む気になると、自分の今いる下の川の中の岩と見えるものは、実はメタセコイアという木の化石で約300万年前のものとのこと。

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考えてみれば、病気などになっていなければ、平日のこんな時間に散歩して、あきれて川を見て空を見るようなことはない。

僕はめんどくさい性格だから、置かれた状況を素直に楽しむことができないけれど、秋の夕暮れはとてもいいものだ。

昔読んだことのある詩の一節を思い出し、部屋に帰って調べると、堀口大学さんの「夕ぐれ時はよい時」という詩だった。

夕ぐれの時はよい時、
かぎりなくやさしいひと時。

夕ぐれ時、
自然は人に安息をすすめるやうだ。
風は落ち、
ものの響は絶え、
人は花の呼吸をきき得るやうな気がする、
今まで風にゆられてゐた草の葉も
たちまちに静まりかへり、
小鳥は翼の間に頭をうづめる……

夕ぐれの時はよい時、
かぎりなくやさしいひと時。

 化石になって、夕暮れ時を楽しみたい。