白鳥の過ごし方@広瀬川
白鳥の訪れ
宮城県内には白鳥が訪れるスポットがあり、県北の「伊豆沼・内沼」、県南の「大河原公園」には、毎年何百羽も渡来するそうです。
一方、十数羽ぐらいですが、仙台市内の「広瀬川」にも毎年渡来してくれます。
例年、11月下旬から2月げじまで、その姿を見ることができます。
今年は大賑わい
そんな広瀬川ですが、今年はなんと三十羽以上訪れています。
急にどうしたのでしょう。
厳しい渡り鳥生活の中、急に数は増えないでしょうし、餌が貰えるポイントとして、周知されたのでしょうか。
「おまえ、今年どうすんの?」
「俺は今年も広瀬川に行くぜ。ずんだー」
「それどこなの?」
「あんまり行く仲間いないよね?」
「ライバルが少ないほうが、餌にありつけるってもんよ」
「仙台のやつら、俺らの羽の美しさに首ったけだからよ」
「何もしなくても近くにやってきて、餌を投げてくれるって寸法よ」
「ちょろいぜ」
という事で、広瀬川に来る白鳥が増えたのかもしれません。
色々な白鳥の姿
「広瀬橋」の脇からは河原に下る道があり、そこを進んでいくと水面との高低差が少なく、なだらかになっている所があります。(写真の上の方の場所です)
その辺りが、みんなが餌をあげるスポット。
白鳥を近くで見ることができます。
例えばこの写真。
もはや泳いですらおらず、アヒルみたいに陸地をウロウロしていたりします。
土の中や草むらに隠れている虫でも探しているのでしょうか。
(スマートフォンで、動画を撮ってみました。)
今度の動画は、白鳥が羽を広げるシーンです。
白鳥は、シベリヤから樺太、北海道を経由して、この羽根で海を渡ってくるんですから。
すごいですよね。
その中には、子供の白鳥も。
「みにくいアヒルの子」の童話のとうり、灰色の羽をしています。
右の方の子は大人に近づいているのか、羽が白く変わってきていますね。
そしてお次は、衝撃のシーン。
片方の白鳥が、もう片方の白鳥にお尻を咥えられてしまい、慌てて逃げています(~_~;)
嫌がることをしてはいけませんよ。
ラストの動画は、白鳥の編隊飛行シーン。
「広瀬橋」の下流側からやってきて、橋の上を超えて、広瀬川へと滑空します。
青い空を飛べるのは、気持ち良いでしょうね。
プールの飛び込みだと、お腹から盛大に水しぶきを上げてしまう人もいますが、
白鳥はスッと水面に着水し、そのまま何もなかったかのように進み始めます。
今回は動画も入れて色々な白鳥のシーンを載せてみましたが、いかがでしたか?
違う時間帯や、異なる天候の日に訪れてみると、色々な白鳥の姿を見ることができるかもしれませんよ。