みちのくの小京都
久々に金曜日の出張だったので、そのまま現地に泊まって、翌日に秋田県の「角館」を観光してきました。
「角館」は、歴史ある武家屋敷の町並みが残り、「みちのくの小京都」と呼ばれているそうです。
江戸時代に角館のお殿様が、京都の公家の家から正室を迎えたので、多くの京文化が移入されたそうな。
この「小京都」と呼ばれる地域ですが、
小京都と呼ばれる地域と京都市が参加する「全国京都会議」なる団体があり、
以下のHPによると40地域もあるようです。
さすが歴史が長い京都、全国にブランドを広げていますね。
県内の岩出山と村田ぐらいしかまだ行ったことないな~
武家屋敷の町並み
角館駅を出てから、中心部に向かって15分ぐらい歩くと、木々で覆われた武家屋敷の町並みが見えてきます。
道の両側には、黒い武家屋敷の塀、立派な門構えの家、背が高く樹齢を感じさせる木など、江戸時代からの地割がそのままに、当時の建物が多く残されています。
木は枝垂れ桜、カエデなどが主で、春の桜と秋の紅葉の季節が一番賑わうそうです。
枝垂れ桜の枝が塀に垂れ下がっている姿には、風情を感じさせられます。
人力車も走っていました。
そして、この武家屋敷のうちの一つが、ゲーム「ドラクエウォーク」のランドマークになっていまして、久々におみやげ「秋田県の置物」をゲット。
残念ながら、その後、天気が曇ってきまして、写真がいまひとつになりましたが、角館は、山に囲まれており、どこを見渡しても緑あふれるところでした。
青柳家
武家屋敷のいくつかは一般公開されていて、料金を払うと中を見ることができます。
今回はそのうちの一つの「青柳家」という武家屋敷に入ってみました。
青柳家は上級武士の家で、3000坪の敷地となっています。
中の建屋には、江戸時代からの所蔵品など、多くの品物が展示されています。
江戸時代の甲冑、こういうの、好きな人はものすごく好きそう。
なお、衣装を着る体験もできるそうです。
槍を持ち上げる体験。
見た目では重さが分かりにくいですが、かなり重いです。
こんなのとても振り回したりはできない。。
解体新書
さて、この武家屋敷で気になったのは、
こちらの胸像の「小田野直武」さんという方。
この方、角館の人でありながら、「平賀源内」さんに西洋画を学び、歴史の教科書に出てきた「解体新書」の図版の原画を描いたそうです。
江戸時代は各地に関所があって、勝手に外に出ていくことができないはずなのに、どうやってそんな機会に?
解説によると、もともと武家の嗜みとして書画を学んでいたそうですが、平賀源内さんが鉱山の技術指導で角館を訪れたときに、見いだされて西洋絵画の技法を教えられ、その後、藩から「銅山方産物吟味役」というお役目をもらって江戸に行き、平賀源内さんの親友だった杉田玄白さんに頼まれたとか。
巡り合わせがすごいですね。
コレクション
その他にも青柳家には幾つかのコレクションがあり、まずまず角館旅行を楽しめました。
・銃と刀いろいろ
・カメラいろいろ
・蓄音機いろいろ