「宮沢橋」が架け替わるまで@広瀬川(1)
宮沢橋
仙台市の広瀬川に架かる「宮沢橋」は、国道286号線と河原町を結ぶ2車線(片側1車線)の橋です。
冬の白鳥が見られる「広瀬橋」の一つ上流の橋で、夏には貸しボートを漕いでいる姿を橋の下に見ることができます。
この橋周辺の遊歩道が、一昨年から通行止めになり、何の工事をするかと思っていたら、新しい橋に架け替わるとのこと。
橋が少しずつできていく姿は、今まで見る機会がなかったので、時々散歩して写真を撮っていくことにしました。
(最も、工事はだいぶ前から始まっていたので、昨年末からなのですが・・・)
完成予想図
どのように架け替わるかは、仙台市HPの方が分かり易かったりしますが、せっかくなので地図と写真で説明を。
(地図の「ー」を押して、一つ拡大した方が見やすいです)
「宮沢橋」は、「広瀬河畔通」に接続しているのですが、国道286号へはクランク状になっています。
写真だとこんな感じ。(写真の左下から右上が川沿いの「広瀬河畔通」、右下が橋への道、左上が国道286号)
この左上へのクランクがスムーズな十字になるように、接続部を今の橋からの30m上流側に移します。
そして、右側にも曲がれるように、車線を増やした幅の広い新しい橋を造る、というのが今回の工事だそうです。
完成は今年(令和3年)の5月頃の模様。
夏から秋にかけての降雨量が多い季節は工事休止のため、
工事をしていないのに遊歩道が通れない、と怒ってたいのですが、しょうがなかったのですね。
(いや、工事休止の間は、遊歩道通れるようにしてくれても良かったのでは?)
白鳥の過ごし方@広瀬川
白鳥の訪れ
宮城県内には白鳥が訪れるスポットがあり、県北の「伊豆沼・内沼」、県南の「大河原公園」には、毎年何百羽も渡来するそうです。
一方、十数羽ぐらいですが、仙台市内の「広瀬川」にも毎年渡来してくれます。
例年、11月下旬から2月げじまで、その姿を見ることができます。
今年は大賑わい
そんな広瀬川ですが、今年はなんと三十羽以上訪れています。
急にどうしたのでしょう。
厳しい渡り鳥生活の中、急に数は増えないでしょうし、餌が貰えるポイントとして、周知されたのでしょうか。
「おまえ、今年どうすんの?」
「俺は今年も広瀬川に行くぜ。ずんだー」
「それどこなの?」
「あんまり行く仲間いないよね?」
「ライバルが少ないほうが、餌にありつけるってもんよ」
「仙台のやつら、俺らの羽の美しさに首ったけだからよ」
「何もしなくても近くにやってきて、餌を投げてくれるって寸法よ」
「ちょろいぜ」
という事で、広瀬川に来る白鳥が増えたのかもしれません。
色々な白鳥の姿
「広瀬橋」の脇からは河原に下る道があり、そこを進んでいくと水面との高低差が少なく、なだらかになっている所があります。(写真の上の方の場所です)
その辺りが、みんなが餌をあげるスポット。
白鳥を近くで見ることができます。
例えばこの写真。
もはや泳いですらおらず、アヒルみたいに陸地をウロウロしていたりします。
土の中や草むらに隠れている虫でも探しているのでしょうか。
(スマートフォンで、動画を撮ってみました。)
今度の動画は、白鳥が羽を広げるシーンです。
白鳥は、シベリヤから樺太、北海道を経由して、この羽根で海を渡ってくるんですから。
すごいですよね。
その中には、子供の白鳥も。
「みにくいアヒルの子」の童話のとうり、灰色の羽をしています。
右の方の子は大人に近づいているのか、羽が白く変わってきていますね。
そしてお次は、衝撃のシーン。
片方の白鳥が、もう片方の白鳥にお尻を咥えられてしまい、慌てて逃げています(~_~;)
嫌がることをしてはいけませんよ。
ラストの動画は、白鳥の編隊飛行シーン。
「広瀬橋」の下流側からやってきて、橋の上を超えて、広瀬川へと滑空します。
青い空を飛べるのは、気持ち良いでしょうね。
プールの飛び込みだと、お腹から盛大に水しぶきを上げてしまう人もいますが、
白鳥はスッと水面に着水し、そのまま何もなかったかのように進み始めます。
今回は動画も入れて色々な白鳥のシーンを載せてみましたが、いかがでしたか?
違う時間帯や、異なる天候の日に訪れてみると、色々な白鳥の姿を見ることができるかもしれませんよ。