クルミを拾いに@広瀬川
クルミの木
昼間の蝉の声が遠くなり、草むらから虫が音が聞こえ始めると、季節が夏から秋に変わります。
そんな秋晴れの日に、空を見上げると、クルミの木がたくさん実を付けているのに気付きます。
仙台の広瀬川の河原には、所々にこのクルミの木、オニグルミという種類の木があります。
私は毎年ではないのですが、何年か毎にこのオニグルミを拾って、季節の味覚を味わっています。
クルミを拾う
準備としては、軍手とクルミを拾うための火ばさみ、クルミを入れる袋を用意します。
クルミの実は、木の上にたくさん実っていますが、そんな無理はしないで、既に落ちて外皮が腐って中身が取り出しやすくなっているのを探します。
足の裏で草むらを踏んでいき、ごろっと感じたところを、火ばさみで拾います。
この日は雨が降った次の日なので、たくさんありました。
風の強い日もおすすめです。
これを足で踏んづけて、外皮を取り除き、中身だけを再び袋に入れ直します。
これで外での作業は終了。
クルミを洗う
持って帰ってきた状態では、実の周りに外皮が黒くこびりついているので、水に浸けてうるかします。
水はかなり黒ずみます。
服へ水が跳ねると、汚れを落とすのが大変ですので注意してください。
数日ほどおいて、クルミ同士をゴロゴロ擦り合わせて、水を取り替えたところ。
それなりに綺麗になります。
割って食べるなら、このまま乾かすのもありです。
私は直ぐに食べるわけではないので、インテリアとしての見た目を良くするべく、さらにタワシで磨きます。
クルミを乾かす
一度に終わらせるのは大変なので、少しずつ磨いて、晴れた日に乾かしてを繰り返しました。
(サイズがちょうど良いので、窓枠に(笑))
こうしてやっと、今年のクルミが収穫できました。(^o^)
この状態にまでにすると、そのまま数年保管できます。
オニグルミは、殻が固くて割るのが大変なのですが、それはまた別の機会に。
願懸けしにお地蔵様を縛りにいく@仙台
米ヶ袋縛り地蔵尊
東京でも、縛られているお地蔵様を見たことがありますが、ここ仙台市の米ヶ袋にも、縛られているお地蔵様がいます。
友人に写真を見せたりすると、「なんで縛られてるの?」と聞かれるのですが、由来の説明を読んでも分かりません。
「米ヶ袋」縛り地蔵尊由来には
江戸時代に正義のために非業の死を遂げた「伊藤七十郎重孝」という武士の供養のために建てられ、「人間のあらゆる苦しみ悩みを取り除いてくれる」と信じられ、願かけに縄で縛る習わし
とありますが、
建立経緯と御利益のみで、なぜ願かけで縛る習わしになったのかは不明です。
誰かご存じの方、いらっしゃらないでしょうか?
例祭 供養
そしてこちらの地蔵尊は、案内にもあるとおり毎年7月23・24日が例祭で、23日にはご供養があります。
前日の様子はこちら。
一年に一度、この縛り地蔵様の縄を解き、新しく縄がかけ直されます。
(以前、前日に縄が解かれている状態のお地蔵様を見たことがありますが、今回は見られませんでした。)
始まりは10時から。
まずは、縛り地蔵尊のお世話の会代表の挨拶。
そして、近所のお寺「松源寺」の住職による読経。
その後は、関係者から順番にお地蔵様にご焼香とお参り。
そして、いよいよ願掛をする時間に。
願懸けの縄をかける
こちらが用意されていた「願懸けの縄」。
縄を触る機会って、普段ないですよね。
けっこうゴワゴワしています。
列に並んで一本縄を取って、正面ではなく、左脇の方から上に上がります。
(脇から上るように、足元にはブロックが用意されていました。)
お地蔵様には、既に一重には縄が巻かれているので、その上から結べば良いようです。
列に並んだのが前の方だったので、まだそんなに巻かれてはいませんでした。
言われたとおりに、解けないようギュッと結びます。
終わってから思いましたが、縄を結ぶことに意識がいってしまい、何も願掛けしてきませんでした。失敗、失敗。。
なお、こちらは購入してきた御札。
縛られてはいるけど、ぐるぐる巻きではない絵姿です。
後日になって寄ったところ、すっかりぐるぐる巻のお姿になっていました。
また一年間、このお姿で見守ってくれることでしょう。
なお、このお地蔵様がいるのは、こちらの場所になります。
ちびっこ広場って名前なのかな。